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両親の自殺から学んだこと 心とは何か

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身近な人が死んでしまうというのは、とても悲しいものです。

僕は小さい頃から怒鳴ったり暴力を振るう父親が大嫌いで、心はずっと父親から逃げていました。
でも、両親が自殺して、白い骨になった姿を見た時に、会いたくなくて会わないのと、現実的に会うことが完全にできなくなったことの大きな違いを感じました。

あれから長い年月が過ぎ去って、今振り返ってみると、2人の死からたくさんのことを学んだように思います。

人が死んだ時、周りの人達の心は悲しくなり涙を流します。
これは単に人が死んで肉体がなくなったから悲しいのではなくて、心が1つになったから悲しくなるのだと思います。
つまり死んだ人の心と自分の心が1つになるから悲しくて涙が出てきます。

その人との関係が近ければ近いほど心が1つになりやすいです。どんなに仲が悪かったとしても本当は深いところで理解していたからです。

逆に全く知らない人とすぐに心が1つになるということは難しいです。
例えば、テレビのニュースでどこどこの誰々さんが今朝亡くなりましたというニュースを見て、突然号泣する人は少ないと思います。
なんとなく可愛そうだなという気持ちにはなると思いますけど、号泣するほどではないと思います。
これは心が1つになっていないからです。心が1つになるということは相手のことを本当に理解するということです。
全く知らない人のことをすぐに理解することはできないので、すぐに心を1つにできないのです。

人が亡くなった時、自分が泣いているのではなくて、その人の心が自分の心と1つになったから、自分の肉体を通じて涙を流すという現象が起こります。
死ぬ前にどんなことを考えていたのか、これからもっと楽しいこともあったはずなのに、とまるで死んだ人になったかのように無意識に置き換えているものです。
これが心が1つになっているということです。
だからその人の肉体は死んでなくなったけれど、その人の心は自分の心と1つになっただけなので自分の中にあるんです。

これは僕が両親の自殺から学んだ、とても重要な部分です。
人は目に見えることにだけに捉われてしまいがちですけど、死んでも心はずっとあり続けます。
人は体があるから生きているという言い方をしますが、実際は毎日心で生きています。
あなたの心はどこにありますか? と質問されて、明確に場所はわからないにしても、何かあるというざっくりとしたことは感じていると思います。

心の豊さが、その人の幸せとつながっています。
モノやお金は幸せと直結しません。
なので、たくさんお金を持っていても幸せを感じられない人がたくさんいます。

宇宙の中、つまり物質世界の中で人間は、人それぞれ個性を持っています。
顔の形が違ったり、足の長さが違ったり、それによって得意なことも違いますし、食べものの好みも異なります。
物質という視点で考えると、あなたという存在はこの世に1つしかありませんので、あなたにしかできないことがあります。物質としての人間は人それぞれ性質が違いますので、自分に本当にあったことをするのがベストです。

では、心は何なのかというと、心は目に見えません。
心には時間の概念も、距離の概念も、肉体があるかないかそれすらも関係ありません。
先程もお話した通り、死んだ人の心ともつながるから、現象として涙が出るんです。自分の肉体が1人で泣こうと思って泣いているわけではないのです。
人が死んだからといって、心がなくなるわけではありません。

心は距離も関係ありません。
わかりやすく例えると、遠距離恋愛を想像してもらいたいんですけど、遠距離恋愛でも幸せなカップルは、心が1つになっているから寂しくないんです。つまり距離は関係なくて、心がつながっていれば愛されていると感じるものなんです。

逆に同じ家で暮らしていても、心がバラバラになっていると、孤独を感じます。
肉体が1つだから孤独ということではありません。肉体はあくまでも物質世界の1つのモノにしか過ぎないので、例え1人でいても誰かと心がつながっていれば孤独を感じません。
これが、人間は肉体で生きているのではなくて、心で生きているという証拠です。
2人で暮らしていても孤独を感じるカップルや夫婦もいます。
これは心がつながっていないからです。

孤独というのは心がつながっていない状態のことをいいます。

肉体と心の違いは、肉体は個性があるのに対して、心は全ての人に共通している原理なんです。
つまり心に個性はないんです。
心が求めているのは、常に1つになりたいということです。1つになるということが愛ということです。
大切にされたい、わかってもらいたい、ということです。1つになることで全て満たされます。
これは世界、全人類共通です。
でも心に不安を抱えている人は、自分の心と他人の心を明確に別けようとします。
それが孤独に陥る原因です。

人は心がつながった時に愛されていると感じます。
安心します。満たされます。幸せを感じます。

ここまでが僕の両親の自殺から僕が気づいたことで、次は人の心とつながる具体的な方法についてお話したいと思います。

心はいつでも、どこでも、死んだ人とも誰の心ともつながることができます。
心は携帯電話みたいなものです。
例えば携帯電話で誰かに電話すると相手の携帯だけ着信音がなります。
電波は常にそこら中に飛んでいますけど、コンピューターが相手先の登録情報を調べて携帯電話の基地局が電波を発信して相手の携帯電話に届けます。

心をつなげる時も同じ仕組みです。
相手の登録情報をきちんと理解するということなんです。
つまりは、相手のことをちゃんと知るということです。
ここを間違えると相手の心とつながることはできません。
よくあるのは、知ったつもりになっているだけになってしまっているということ。
色々な角度から見て、本当にその人と同じ気持ちになるということ、それが本当に相手を知るということです。

例えば、目の前にスイカがあったとして、それを知るということはどういうことかということです。
パッと見ただけで、緑色に黒い線が入っているから気持ち悪いと感じる人もいるかもしれません。
それだけで知ったことにしてしまう人もいます。
世の中ではこういうことが常に起っています。
スイカを割ると、中に種も入っているし、甘い身も入っています。
どこまで知るかによって、人それぞれ捉え方が変わってしまいます。
どれだけ深く知るかということです。

人間も一緒です。
ちょっと嫌なことをされただけでも相手のことを嫌いになってしまうこともあると思います。
でも、生まれてからその人がどういう環境で育ち何を考え、何に苦しみ、何に悲しみ、何に喜んで生きてきたのか、追求していくと、なるほどという想いに到達します。
相手のことを深く知った時、その人へ優しい言葉をかけたり、その人のことを大切にしてあげたくなるものです。何故なら、もし自分もその人としてこの世に生まれてきたら同じ道を辿っていたかもしれないからです。

この時、はじめて心が1つになります。
心が1つになると相手も、あなたに対して優しくなります。

死んで肉体がなくなってしまった人の心とつながるにはどうしたらいいかというと、その人のことをよく思い返して、色々な角度から、その人がどういう悩みを抱え困っていたのか、何を考えていたのか、深く深く追求していくことです。
そうすると、やっぱり同じように、なるほどという想いに到達します。
根本には憎しみはなかったことに気づきます。
酷いことをされたことも、その人も仕方なくそうするしかなかったのだと思えるようになります。

僕は、30歳を過ぎた頃、心の底から憎んでいた父親の気持ちを深く理解したいと思うようになりました。
父親が競輪選手だった頃に同期の選手だった方に会い、父親が毎日どういう練習をしていたのか、毎日どういう風に過ごしていたのか色々とお話を聞きました。
川崎競輪場のバンクに入り、父親はここで走っていたんだということを肌で感じました。
それからすぐに僕は競輪の自転車を買いました。
生まれてはじめてブレーキのついていない自転車にまたがり、両足をベルトで固定し、3本ローラー台の上でもがき続けました。
はじめのころは何回もバランスを崩して転げ落ちました。
父親はどういう思いで競輪選手になったのか、どれほど過酷な練習をしていたのか、自分が実際に毎日何十キロもクタクタになるまで全力で何年もペダルをこぎ続けているうちに少しずつ父親の気持ちが理解できるようになってきました。
そして僕はやっと死んだ父親の心と1つになれました。
両親はとっくの昔に自殺して亡くなってしまいましたが、今でも心でつながっているのがわかります。
死んでも心はなくならないんだなということを実感しています。

肉体は人それぞれ個性を持っていますけど、心は全て共通しています。
心が求めているのは1つになりたいとうことだけです。

いつからでも誰とでも心を1つにすることはできます。
例えそれが死んでしまった人であってもです。
もし誰か大切な人を亡くして後悔しているのであれば、今からでも遅くはありません。
その人のことを思い返し、深く深く理解することで、その人の心とあなたの心は1つになることはできます。
死んでも心はずっとあり続けるものです。

上田基プロフィール

上田基(うえだ・もとい) 1976年生まれ北海道出身。元・時給850円のフリーター。現・株式会社トップエンドレス代表取締役。家出・家族崩壊・両親自殺・詐欺に騙されるなど波乱万丈の人生を送る。30歳で起業、上場企業をはじめ講演会・個人向けのコーチング・カウンセリングなども行っている。著書は『心が強くない人が仕事で苦しまないストレスフリー思考』<経済界>など4冊出版。恋愛経験も豊富で電話相談では主に恋愛の相談が寄せられている。人気カウンセラーランキングベスト5入り多数。
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