フリーターだからできることがある 発想次第で人生が変わる

僕はフリーターに対する偏見はありません。

単に自分がフリーターだったからというだけではなく、フリーターだからこそできることがあるからです。

一生懸命勉強して大学に入り、正社員としてひとつの会社で一生働く人生ももちろん素晴らしいと思います。

でも今の時代、そしてこれからの時代は、いつ何があっても変化に対応できる柔軟性が必要です。

今まで、リストラされた方とたくさん出会ってきましたが、みなさん同じことをいいます。

「何のために正社員になったのかわからない」。

大手企業に勤めていた方は、「まさか自分がリストラの対象になるとは思わなかった」と暗い顔をしていました。

「抵抗」について考えるとフリーターの方が圧倒的に有利といえます。

正社員とフリーターを比較すると、フリーターの方がネガティブなイメージがありますが、フリーターだからこそ本当のポジティブを手にいれる環境にあるわけです。

何か挑戦したいことができた場合、正社員よりもフリーターの方が、決断しやすいと思いませんか?

正社員の場合だと、どうしてもブレーキがかかってしまいます。

フリーターというポジションを活用できるか無駄にするかは、「平常心」によって差がでます。

フリーターでいると、周りから色々なことを言われるでしょう。

「早く正社員になりなさい」

「そのままフリーターを続けたら、将来が大変だ」

「正社員にならないと結婚もできない」

「正社員とフリーターでは生涯賃金の差が大きい」
確かに間違ってはいませんが、こういった1面だけを捉えて正社員になったとしても、自分自身が納得していないと、何かモヤモヤした感覚がいつまでも残り、ストレスが蓄積されて、ある段階で爆発してしまいます。

結果的にフリーターに逆戻りなんてことも少なくありません。

フリーターがいけないとか、正社員がいいということではなく、どんな仕事や雇用形態であったとしても、そこから学び小さくても実績を作ればいいのです。

周りの声を気にしてばかりいると、自分自身の決断が鈍ってしまいます。

これは忙しい時の状態によく似ています。

やることがどんどんと溜ってくると、その膨大な量にばかり気がいってしまい、どうしていいかわからず、ただただ「辛い」、「逃げたい」という感情が先行しがちです。

何から手をつけたらいいかわからないので、無駄な仕事をしたり、ミスを連発する結果になります。

冷静に考えると、ひとつひとつ確実に片付けていくしかないのです。

忙しい時に込み上げてくる、「焦り」と同じです。

周りから、「正社員になったほうがいい」、「フリーターは、将来大変だ」と言い続けられると、焦りばかりが膨らんで、誤った選択をしかねません。

必要なのは、「平常心」です。

コツコツと自分のペースで実績を作り、いざというときに舵を取ればよいのです。

フリーターという決断しやすい環境に、「平常心」が備われば、可能性はぐっと広まります。

「長年フリーターをつづけていると、就職活動が不利になる」。

このように言われたことのある方、または実際にその辛さを味わったことのある方もいらっしゃるかもしれません。

では、具体的に何が不利になるのかを考えてみましょう。
・責任感がないように思われる。

・能力がないように思われる。

・採用しても長続きしないように思われる。

・人間関係に問題があるように思われる。
この他にもありますが、一般的なフリーターに対するイメージをもとにあげてみました。

フリーターだったというだけで、採用する側は不安になるものです。

会社はタダで雇うわけではなく、貴重なお金を支払うわけですから、当然とも言えます。

否定的に考えれば考えるほど、フリーターには良いところがなさそうに感じてしまいますが、実はそんなことはないのです。

もう少し頭をひねって考えてみると、フリーターの強みが見えてきます。

先ほどあげた、フリーターに対する4つのイメージ、どれをとっても評価をさげる要素ばかりです。

実際よりも低く見られていることもたくさんあると思います。

例えば、10段階評価で表した場合、正社員が5以上の評価ならば、フリーターは1~2程度の評価しかつけてもらえないかもしれません。

と、いうことは……

フリーターはちょっとした実績を作れば、それだけで相手に与えるインパクトは大きいということです。

大人が自転車に乗れても凄いとは思いませんが、小さな子供が補助輪をはずして自転車を運転できた瞬間を目撃したら「凄い!」と、思わず声をあげそうになりませんか?
「牛の尻尾より、鶏の頭」です。
いかがでしょう。もしあなたが人を採用するとしたら、「ただ何となくフリーターをやっていました」という人と、「私は、フリーター時代に○○を達成しました」、あるいは「アルバイトでしたが、正社員と同じ仕事をこなしていました」という人、どちらを選びますか?

正社員で働いていた人が、「正社員と同じ仕事をしていました」なんて言ったら、「あなたは、馬鹿ですか?」と言われるかもしれませんが、

フリーターの人が、「正社員と同じ仕事をしていました」と言った場合、何か響きが違いますよね?

少なくとも「あなたは、馬鹿ですか?」とは言われないはずです。

9を10にするより1を5にするほうが簡単です。

フリーターの人は、フリーター時代がチャンスです。

是非フリーターの強みを活かし切ってください。

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上田基プロフィール

上田基(うえだ・もとい) 1976年生まれ北海道出身。元・時給850円のフリーター。現・株式会社トップエンドレス代表取締役。家出・家族崩壊・両親自殺・詐欺に騙されるなど波乱万丈の人生を送る。30歳で起業、上場企業をはじめ講演会・個人向けのコーチング・カウンセリングなども行っている。著書は『心が強くない人が仕事で苦しまないストレスフリー思考』<経済界>など4冊出版。恋愛経験も豊富で電話相談では主に恋愛の相談が寄せられている。人気カウンセラーランキングベスト5入り多数。
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