小さな成功体験の積み重ね、というと、何となくイメージのつく方も多いと思います。
例え大きな成功を1度手にしても、それが何度もつづくとは限りません。
どんなに大きな成功であったとしても、1回の成功体験だけだと、いずれ壁にぶち当たったときに、「あれは、まぐれだったのかな」と不安になってしまいます。
逆に、小さな成功体験でも何度も繰り返していると、無意識のうちに「自分はできるんだ」という感覚が蓄積されているので、ただ不安になるだけではなく、どうやったらその壁を乗り越えられるか、を考えることができます。
1度の大きな成功よりも、小さな成功体験のほうが重要ともいえるのです。
また、ここでいう小さな成功とは、自分の目指す方向と直接かかわりのない実績でも役立ちます。
例えば、速く走れるようになりたい場合を考えてみましょう。
日頃のトレーニングが影響するのはもちろんですが、過去に勉強で優秀な成績を残した実績があれば、それもまた強みになります。
走ることと勉強は、全く関係のないことのように感じますが、ジャンルは違っても「できた」ことには変わりありません。
大切なのは、「できた」という感覚をたくさん作ることです。
「できた」という感覚がたくさん集まると、自分自身を信じられるようになります。つまり、自信を持てるようになるということです。
夢がなくても、今目の前にあることに一生懸命取り組み小さな実績を作っておけば、いつか意外な力となってあなたの背中を押してくれるでしょう。