「石の上にも3年」ということわざは、冷たい石も3年座り続ければ、暖かくなる。つまり、忍耐の大切さを表した言葉です。
でも今の競争社会においては、
「石の上に3年座っても、実績を作らなかったら意味がない」といったほうが、時代にマッチしているような気がします。
3年だけでなく、高いお金をかけて4年間も大学に通ったとしても、何社も落とされる時代です。
大企業に勤めていたからといって、実績がなければ転職もできない時代です。
苦しいことや嫌なことに耐えていれば、確かに忍耐力はつきますが、大きなストレスを抱えることにもつながります。
嫌だという人に無理に押し付けて我慢をさせても、結局のところリバウンドしてしまいます。
「忍耐」よりも、いかに無理をせず気づきを得るか、僕がもっとも大切にしていることです。
車に例えると、わかりやすいと思います。
年々燃費の良い車が登場していますが、決して走るスピードが落ちているわけではありませんよね?
性能もどんどんよくなっています。
少ない燃料で長い距離を走れるようにするためには、無駄なエネルギーの消耗を抑えることと、エネルギーの再生が必要です。
車の進化を辿ると、そこには人間にも応用できる仕組みがあると思いませんか?
古いことも大切ですが、時代に合わせて対応させなければいけないこともたくさんあります。