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今回は、みなさんもご存知の「金持ち父さん貧乏父さん」のお話を違った角度からお話ししたいと思います。
違った角度というのは、金持ち父さん貧乏父さんの著者であるロバートキヨサキさんは、物質世界のお話をしています。
でも僕は、心という視点でお話ししたいと思います。
金持ち父さん貧乏父さんのお話を批判するものではありません。
ただし、この本を読まれて成功した人がいる反面、この考え方に捉われて悩んでいる人がいるのも事実です。
もしかするとご存知ない方もいらっしゃるかもしれませんので、金持ち父さん貧乏父さんがどういう内容なのかザックリとお話します。
２人のお父さんがいます。
１人は雇われて働くお父さん。
もう１人は投資家のお父さん。
雇われているお父さんは、回し車の中をグルグル走り続けるハムスターと同じで、ラットレースと表現しています。
足を止めずにずっと走り続けていなければいけないので、時間的な自由もないし、資産を作ることもできない。
一方、投資家のお父さんは、自分が動かなくても自動的にお金が入ってくるので、時間的な自由もあるし資産もどんどん増えていく。
つまりお金を稼ぐために自分の時間と労力を使うのではなくて、他人を働かせるか、不動産やお金に働いてもうらという考え方です。
そうすればラットレースから抜けられるというお話です。
実は僕、この金持ち父さん貧乏父さんの本を２回買っているんです。
１回目は確か、僕が２０代半ばの頃だった思います。
でも引っ越しの時に捨ててしまって、それで数年経ってからまた同じ本を買いました。
僕は、この本と出会って良かったと思っています。
僕が会社をつくろうと思ったのも確かにこの本の影響はあります。
ですから僕は良かったと思います。
一方で、このラットレースから抜けたはずなのに、ずっと悩み続けている人も結構見てきました。
どういう人かというと、ビジネスオーナーになったのに、もっともっと頑張らないといけないという焦りがなくならない人。
あとは投資家になって何億円ものお金を手にしたのに、資産がなくなってしまうという恐れが消えずいつもオドオドしている人。
こういう方々は、物質世界のラットレースから抜けたはずなのに、精神面のラットレースがはじまってしまった方々です。
僕は、いつもお伝えしている通り、人間は肉体で生きているようで実は心で生きていると思っています。
ですから、物質世界のラットレースから抜けられないよりも、精神面のラットレースから抜けられないほうがきついと思います。
面白いもので、物質的なラットレースから抜け出すには、人を使ったり、お金を運用したりしなければいけないので、ある程度時間が必要です。
でも精神的なラットレースから抜けるのは一瞬です。
すごく簡単です。
どうしたら精神的なラットレースから抜け出せるかというと、完璧主義をやめるということです。
完璧主義の人は、「完璧にできた」か「できていない」かどちらかで自分を見てしまいます。
でも実際はどうでしょうか。少しできたとか、まあまあできたというのがほとんどだと思います。
完璧にできたなんてことはあまりないと思います。
完璧主義の人は、完璧にできた自分しか認められないので、常にもっと頑張らないといけないという焦りがつきまといます。これが精神面のラットレースです。
これはとても辛いことだと思います。
自由な時間と沢山の資産を手にしているのに、何も楽しめないのですから。
仮に物質とう点でラットレースの中にいたとしても、精神面でラットレースから抜けている人はとても幸せそうにしています。
例えば、フリーターでも人と比較せずに今を楽しんでいる人は、何の恐れもなく幸せな暮らしをしています。
僕が思うに、今の日本は、精神面のラットレースから抜けられずに苦しんでいる人が沢山います。
もしこの動画を見て、精神面のラットレースから抜け出していないことに気づいた方は、どうか深呼吸をして全身の力を抜いてください。
そして、完璧主義をやめて、少しできた自分や、まあまあできた自分のことも認めてあげてください。
中途半端な自分を認めれば、一瞬でラットレースから抜けられます。
