相手に改善してほしい場合 〇〇しなさいはダメ

職場や家庭など、身近にいる人に改善してほしいことがあったとします。

自分との関わりが深いほど、〇〇しなさいと言ってしまいがちです。

でもなかなか改善してくれなくてイライラした経験はないでしょうか。

静かにしなさい
勉強しなさい
掃除しなさい
その性格直しなさい
タバコをやめなさい

これらの後に、「あなたのためだから」と続きます。

改善してくれないということは、言われている本人は自分のためだと思っていないからです。

「あなたのためだから」という押し付けになってしまっているのです。

一番威力を発揮するのは、自分自身が気づくことです。

なので、もしどうしても改善してほしいのであればきっかけだけを作ってあげることです。
僕が小さかった頃、学校の先生が安全ピンの話をしました。

先生は「安全ピンは安全ではない」という話をしました。安全ピンが実際に刺さった話をしたのです。

それを聞いて僕は勝手に自分と照らし合わせたことを覚えています。

自分にピンが刺さったわけでもないのに、先生の話を聞きながら自分にピンが刺さったことを想像してゾッとしたのです。

あの時の、実際には自分では体験していないけれど、自分に当てはめた記憶がいまだに強く残っていますから、僕は何年経っても安全ピンを見ると取扱いに気をつけなければと思うのです。

具体的な場面をイメージして自分に重ね合わせた時、人は改善したり行動に移るのです。

他人からの、〇〇しなさい、〇〇したほうがいいよ、は例えそれが正しかったとしても拒絶したくなるものです。

どうしても改善してほしいことであれば、安全ピンのように具体的な例だけを伝えることです。

気をつけたほうがいいのは、その例を言ったあとに、「だからあなたも〇〇しなさい」と言ってはいけないということ。

せっかく自分と合わせて想像したとしても、いや自分には関係ないと遠ざけてしまうからです。
これは夢を実現するプロセスとも同じです。

小さい子供に親が、お前はプロ野球選手になるんだ! と強制して練習させたとしても本人にとっては苦痛でしかありませんから、長続きしません。

例えば、その子がプロの野球選手に実際に会って、自分も将来この人みたいになりたい、と自分自身に重ね合わせた時にものすごいエネルギーになります。

これが、強制されることと、自ら気づくことの違いです。

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上田基プロフィール

上田基(うえだ・もとい) 1976年生まれ北海道出身。元・時給850円のフリーター。現・株式会社トップエンドレス代表取締役。家出・家族崩壊・両親自殺・詐欺に騙されるなど波乱万丈の人生を送る。30歳で起業、上場企業をはじめ講演会・個人向けのコーチング・カウンセリングなども行っている。著書は『心が強くない人が仕事で苦しまないストレスフリー思考』<経済界>など4冊出版。恋愛経験も豊富で電話相談では主に恋愛の相談が寄せられている。人気カウンセラーランキングベスト5入り多数。
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