楽しくなる考え方【カウンセラー上田基】

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楽しくなる考え方についてお話します。
例えば旅行好きのAさんとBさんがいたとします。
2人とも仕事が忙し過ぎて、なかなか旅行にいけません。

Aさんは仕事が忙し過ぎるのと、旅行に行けないストレスで毎日が楽しくないと思っています。
でもBさんは、時間がない中でもひそかに旅行の計画を立てて、それを励みに仕事をしているので毎日楽しそうです。
AさんとBさんでは何が違うのかというと、「可能性」の作り方です。
Aさんは、そもそも諦めているので可能性がゼロです。
Bさんは、現時点ですぐに旅行には行けないけれど、どうやったら旅行に行けるかをちゃんと考えています。ですから可能性があるので楽しくなります。

僕は小さい頃からスパルタの父親にむちゃくちゃな教育を受けていたので、現状で何とか可能性を作るという力は結構養われたと思います。
例えば、家で勉強を一切させてもらえないのに、1番にならないといけないと父親に命令されていました。
意味もなく毎日のように4時間も5時間も正座をさせられるんです。
ちょっとでも動くと箸が飛んでくるんですよね。
終わりが見えているならまだ楽じゃないですか。
例えば1時間だけ正座しろと言われるなら、1時間我慢しようと思えますけれど、正座を開始してから終わりが見えないんです。
長い時だと10時間以上もずっと正座をしっぱなしです。
足の感覚がなくなって、まるで風船の上でバランスをとっているような感じです。

よくお葬式の時に少しの間正座して足がしびれたというお話はあると思います。
僕がやらされていたのは、少しの間ではないので、しびれを通り越して足の感覚全くなくなるんです。
ですから終了した時に、しびれすらない状態です。
足に血が流れ出すまでに少し時間があって、それから凄まじいしびれが襲ってくるんです。
今振り返っても本当に地獄の日々でした。
何発か殴られるよりも、毎日の正座のほうが辛かったですね。
今あの頃に戻れと言われても絶対に同じことはできないと思いますけれど、今となってはあれもいい経験だったと思います。

どうしようもない状態でも、自分の中しっかりと可能性を作る練習になったと思います。
自分の人生から可能性を取ってしまったら、死んでいたかもしれません。
当時は早くこの地獄から抜け出したいと思っていて、大きな夢なんてありませんでしたけれど、車にはあこがれがありました。

田舎に住んでいましたから、ちょっと山の中に入ると走らなくなった車が捨ててあるんです。
その捨ててあるボロボロの車の運転席に座って、ハンドルを握って、車を運転するってこういう感覚なんだなとワクワクしていた記憶があります。
いつか僕も車を買って、好きなだけ走ってみたいと思っていました。

高校生になると、みんな教習所に通うようになるんです。
40人中38人が車の免許を取っていました。
クラスで免許を取らなかったのは、僕ともう1人だけです。
僕の父親は免許なんて、てめえの金で取らねぇから事故を起こすんだと言っていました。

上京して、まず車の免許が欲しいと思いました。
安い給料をコツコツ貯めて、どれくらいでしたかね。
20歳くらいの時に50万円くらい貯めて、江東区の教習所で免許を取りました。
教習所ではじめて車に乗った時のあの感動は今でも忘れられませんね。
短期間で免許を取って、さてどうしようと考えました。

僕の目的は、車の免許を取ることではなくて、好きなだけ車を乗りたいということでした。
安い給料でどうやったら車を買えるか、真剣に考えました。
保険代とか駐車場の金額も調べました。
でも、どう考えて車を買うだけのお金と維持費を稼ぐことができないんです。
毎日考える日々を送っていたら、ある時、閃いたんですよ。
頭がピカッと光った感覚でしたね。

車に乗れる方法があるじゃん、と思ったんです。しかも色々な車に。
早速コンビニで求人誌を買って、車に乗れるアルバイトを探したんです。
そうしたら予想通りあったんですよ。
西葛西のレンタカー屋さんで募集をしていました。
車の回送と車の洗車をするアルバイトです。時給は850円。
相当体力勝負でしたけれど、たくさん車に乗りましたよ。
4トンロングと言って大きなトラックにも載りました。
毎日が楽しかったです。
そこで車の運転技術は相当磨かれました。
レンタカー屋さんの後も車に乗れるアルバイトを探して、軽トラックで宅配のアルバイトもやっていました。

今回は、僕の体験談をお話ししましたけれど、ちょっと頭をひねると可能性を作ることはできます。
今、苦しくて、何もかもうまくいかない現状だとしても、可能性を作ることはできると思います。
今あなたが置かれている環境は、あなたの人生に用意されている食材です。
こんな材料で美味しい料理が作れるわけがないと嘆くのではなくて、今ある材料でどうやって美味しいものを作ろうかと考えることです。
そうすれば可能性が見えてきて、楽しくなると思います。

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上田基プロフィール

上田基(うえだ・もとい) 1976年生まれ北海道出身。元・時給850円のフリーター。現・株式会社トップエンドレス代表取締役。家出・家族崩壊・両親自殺・詐欺に騙されるなど波乱万丈の人生を送る。30歳で起業、上場企業をはじめ講演会・個人向けのコーチング・カウンセリングなども行っている。著書は『心が強くない人が仕事で苦しまないストレスフリー思考』<経済界>など4冊出版。恋愛経験も豊富で電話相談では主に恋愛の相談が寄せられている。人気カウンセラーランキングベスト5入り多数。
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