自分を正当化する人の心理

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人は誰でも自分が1番かわいいものです。
自分が嫌いだと言う人でも、心の奥に認められたい、愛されたいという思いがあります。
それは自分がかわいいからです。

そして人間は、自分が1番かわいいと思うのは、他人も同じだということも知っています。
日常生活の中でそれを試される時がたくさんあります。

例えば、仕事の打ち合わせで急いで取引先に向かっている途中に、落し物を見つけても見て見ないふりをしてしまう瞬間。

この落し物をした人は、今頃すごく困っているかもしれない。
一瞬そういう考えが頭をよぎるものです。
でもそれを拾わないと決めた瞬間に、自分のことがとても重要に思えてきます。
落とし物を拾うか拾わないかその決定をする前と後で、自分の仕事の重要度が変わってきてしま
います。
それは他人よりも自分を優先したことへの罪悪感を消すための正当化です。

他にはこんな場合もあると思います。
トイレに入って、トイレットペーパーが残りわずかなことに気づきます。
次に入る人のためにトイレットペーパーを新しいものに付け替えた方が親切だとわかっているのにそれをしない瞬間。

いつもは節約せずにトイレットペーパーを使っているのに、トイレットペーパーを交換しないと決定した瞬間に、わざとトイレットペーパーを使い切らずに少し残した状態にします。
少し残っているのだから、交換しなくていい。
私はトイレットペーパーを節約したんだから偉いんだ。
そういう風に自分のやっていることを正当化します。

もちろん節約は大切ですが、普段やっていない事でも、自分の都合のいいように解釈してしまうものです。

状況にもよりますから、自分を優先しなければいけないこともあります。
でも、この自分を正当化する行為が、罪悪感から逃れるための正当化であれば、人間関係の悪化にもつながってしまいます。

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上田基プロフィール

上田基(うえだ・もとい) 1976年生まれ北海道出身。元・時給850円のフリーター。現・株式会社トップエンドレス代表取締役。家出・家族崩壊・両親自殺・詐欺に騙されるなど波乱万丈の人生を送る。30歳で起業、上場企業をはじめ講演会・個人向けのコーチング・カウンセリングなども行っている。著書は『心が強くない人が仕事で苦しまないストレスフリー思考』<経済界>など4冊出版。恋愛経験も豊富で電話相談では主に恋愛の相談が寄せられている。人気カウンセラーランキングベスト5入り多数。
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