すぐに使える人を惹きつけるトークの作り方

同じ内容の話でも、トークの流れによって印象が随分変わります。

聞いていてつまらないと感じると、自然とまぶたが落ちてしまいます。

肝心なのは、最初に何を話すかです。

一番いいのは、最初にインパクトのあることや結論を言ってしまうことです。

誤解しがちなのは、最初にインパクトのあることや結論を言ってしまったら、その後つまらなくなって話を聞いてもらえなくなるのではないか、ということ。

でも全く逆です。

最初にインパクトをつけることで、その後ももっとすごい話が出てくるのではないかと思うので、しっかりと聞く体制に入ってもらえるのです。

最初にインパクトや価値を与えて、その後の話が大したことなかったとしても、「あー、つまらなかった」とはなりません。

最初の満足感がずっと残っているので、「良い話を聞けた!」と満足してもらえるのです。

つい先日、ある女優さんの舞台を観に行ってきましたが、演出が素晴らしかったです。

最初の数分間の、更にその中の数秒、この舞台を最後まで釘付けにさせるトリックが仕組まれていました。

僕は仕事柄、どうしてもそういうポイントに意識がいってしまうので、違った意味でも感動しました。

最初にインパクトをつけてしまえば、満足度があがります。

これはサプライズでプレゼントをもらう時の心理と同じです。

期待していないから感動するのです。

逆に、話を引っ張って引っ張って、最後に結論を言うと、期待値が高くなってしまっているので、「あー、何だそんなことかぁ〜」となってしまいます。

意表をつくから感動するのです。

これはトークだけでなく文章を書く時にも有効です。

結論 ⇒ 理由 ⇒ 事例 ⇒ 結論

この基本パターンで何回も文章を書いていると、順番を崩しても説得力のある内容が書けるようになります。

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上田基プロフィール

上田基(うえだ・もとい) 1976年生まれ北海道出身。元・時給850円のフリーター。現・株式会社トップエンドレス代表取締役。家出・家族崩壊・両親自殺・詐欺に騙されるなど波乱万丈の人生を送る。30歳で起業、上場企業をはじめ講演会・個人向けのコーチング・カウンセリングなども行っている。著書は『心が強くない人が仕事で苦しまないストレスフリー思考』<経済界>など4冊出版。恋愛経験も豊富で電話相談では主に恋愛の相談が寄せられている。人気カウンセラーランキングベスト5入り多数。
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