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1日8時間働いた場合、同じ8時間でも人によって疲れ方が全然違います。
8時間働いても全く疲れない人もいます。むしろもっと働きたいと思う人もいます。
反対に、8時間なのに、まるで10日間くらい寝ずに働いたような疲れを感じてぐったりしてしまう人もいます。
どうして自分は毎日こんなに疲れているんだろう、と思う人は、「普通は」とか「一般的には」ということに捉われすぎている場合があります。
普通はこうだろう、という考え方を他人に向けた時に問題が起こります。
普通はこうなのに、あの人は普通ではない。その瞬間相手があなたの敵になります。
自分の周りに敵がいると無意識に体に力が入ります。
変な力が入ると、体のあちこちが痛くなることもあります。
肉体的エネルギーは、体に症状が現れるので、気づきやすいです。
怖いのは精神的エネルギーのほうです。
無意識に体に力が入った時、目に見えない精神的エネルギーが大量に体から放出されます。
目に見えないから気がつかないんです。
肉体的エネルギーは体を休めると回復しますが、精神的エネルギーは寝たら復活するものではありません。
この大量に体から流れ出る精神的エネルギーが疲れの原因になっていることも多くあります。
解決方法は2つあります。
1つ目は、「普通は」とか「一般的には」という考えを手放すことです。
自分と考え方の合わない人がいた場合、どうしてその人がそういう考え方をしたのか、その人の立場になってよく考えてみるということです。
生まれてから今日まで、違う環境で過ごしてきた人ですから、考え方に違いがあって当然です。
もしその人と同じ全く同じ環境で生きてきたとしたら、その人と同じ発想をするかもしれません。
「普通はこうだろう」ではなく、「そういう考え方もあるのか」と受け止めることです。
これができれば敵はできません。
でもそう簡単なことではありませんので、長期的に練習が必要です。
どうしても敵を作ってしまった場合は、2つ目の方法を試してください。
方法は簡単です。顔と頭の力を抜くことです。
敵を作ることが習慣化している人に、大きく深呼吸をして全身の力を抜いてくださいというと、体の力は何とか抜けるんですけど、顔と頭の力が抜けないことが多いです。
全身の力を抜くというより、顔と頭の力を完全に抜ければ、自然と体の力は抜けます。
頬も、顎も、耳も、目も全部です。とにかく全部の力を抜きます。
頭の骨の力も抜くつもりでリラックスしてください。
リラックスした瞬間、体から出る精神的エネルギーの流れがストップします。
敵を作ってしまったら、その瞬間に精神的エネルギーが体から放出されていることに気づいてください。
人間関係だけでなく、嫌な場所に行った時や嫌なことをしている時も一緒です。
嫌だと思った瞬間に精神的エネルギーが放出されます。
そういう時は顔と頭の力を抜くようにしてください。
きっと楽に生きられるようになると思います。